特殊車両の通行許可を申請するには、経路表や経路図を作成しなければいけませんが、オンライン申請の場合には、デジタル地図というものを使用します。
これは、画面上の交差点を選んでいくことで、経路を作成することができるシステムです。
選んだ経路について、その都度、条件などを算定することが出来ますので、通行不可な場合や条件が厳しい道路があれば、他の経路を選ぶことも出来きて大変便利です。
しかし、道路情報も全国の道路を網羅しているわけではありませんので、情報のない未採択道路というものがあります。
特に、港付近などはこの未採択道路が多くあります。
例えば、海上コンテナを輸送する場合の目的地は、港のコンテナヤードなどが多いわけですが、国道や県道から港に入る場合に、その国道や県道から目的地までは未採択道路ということになります。
未採択道路は自働算定の対象になりませんので、申請の際には別途地図を求められます。
この未採択道路の地図が無い場合は、申請差し戻しとなりますので、未採択道路が含まれる場合は、グーグルマップなどを利用し、地図にマジックで目的地までの詳細な通行道路を記入しておきましょう。
なお、地図だけではなく、道路の名称を聞かれるケースも多々ありますので、道路を管理している事務所に道路の詳細を確認し、併せて記入しておくとよいでしょう。